四国八十八カ寺霊場 第九番札所 法輪寺 ほうりんじ

住所  徳島県板野郡土成町土成字田中
     電話 088−695−2080

永禄十二年(一五六九)長曽我部元親は土佐一国を平定し、やがて四国を平定して京に上る意志を泡ち、
まず攻めたのが阿波であった。天正三年(一五七五)に大西城が落ち、そして拠点であった勝瑞が落城し
たのは七年後である。この戦乱で寺々は兵火にあい、そのほとんどが焼失した。法輪寺もこの時堂字を焼
失.したが、そのころは山麓の法池ケ渓にあって、白蛇山法淋寺と称し、広壮な寺域を有していたが、後の
正保年間に山号を正覚山法輪寺に改め現在地に再建したのである。その後、安政六年に火災にあい、現
存の建物は明治以降の建立といわれる。ご本尊は弘法大師が刻まれた釈迦如来捏磐像。頭を北に、顔は
西に向け、右脇を下にして捏般木に入られ、周囲には悲歎にくれる大衆の姿が刻まれている。本尊の浬槃
釈迦如来は、身の丈二尺五寸あり、大師の作と伝えられている。霊場中、唯一つの浬槃像であり珍重な存
在。もとは白蛇山・法林寺と号して、現在地より北約十町はどの山あいにあった。現在の堂宇は明治時代
に建立されたものである。

本尊
 涅槃釈迦如来

開基
 弘法大師

本尊の真言
 のうまく さんまんだ
 ぼだなん ばく
草鞋
昔、松葉杖なしでは歩けない人がこの寺に
参拝に釆た。参道の真ん中辺りで足が軽
くなり、松葉杖なしでも歩け、ついには足が
完治したという事例がある。そのため現在
でも本堂にはたくさんの草鞋が奉納されて
いる。健脚祈願の願をかけた草鞋が売られ
ているので、足腰の悪い人へのお守りとし
て購入して帰る人も多い

上 本堂     下 大師堂






                  本    堂

仏像が祀られている本堂。この浬槃釈迦如来像は弘法大師作で、釈迦がクシナガラ沙羅双樹の下で
入減(亡くなられる)した際に、北枕に顔は西向き、右脇を下に横に寝ている姿を表していて、その傍ら
には釈迦を慕う弟子たちや動物たちの嘆き悲しむ像が置かれている。この寝姿は別名「賢者の寝相」
とも呼ばれ、安静を保つには最良の形なのだとか。機会があると見てみるといいが、開帳は5年に1度。
一番近いのは平成13年の11月末の予定だ。また多くの文献では本尊はこの捏槃釈迦如来だけと記
されているが、実は三国伝導(インド、中国、日本の仏とされている薬師如来 釈迦如来 阿弥陀如来
の三如来が祀られている。


納 経 所






紅 葉 時 の 法 輪 寺











近くの観光
市場町立歴史民俗資料館    場所 徳島県市場町大字市塙字上野段
                    0883・36・6455 会館時間10:00〜18:00 
                    月曜、祝日、月末(土・日曜の時は金曜)
ギリシャ神殿風の建物が印象的な歴史民俗資料館。1階は図書館、2階が歴史民俗資料館
古文書、民具、市場町の伝統祭・やねこじきの資料などを展示


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